- 2008-04-20 (日) 10:25
- 乗務日誌
踏切障害物検知装置、うちの会社では略して“障検(しょうけん)”と呼んでます。
踏切内に立ち往生した自動車を検知し、列車に知らせることで衝突を回避させるための装置です。
※もちろんセンサーが感知すれば人間でも検知しますが
元々は自動車対策の装置です。
障検が動作すると、一般的には特殊信号発光機を発光させて運転士に知らせ、
それを確認した運転士がブレーキをかけます。
※特殊信号発光機のうち、5個の赤ランプが2個ずつ順番に点灯し
くるくる回るものを「クルクルパー」と呼んでます。
うちの会社では大半の踏切が信号・ATSと連動しており
障検が動作すると、直近外方の信号機をR(赤)にしてATSも作動、
自動的に非常制動(一部車種は全制動)が入ります。
※特殊信号発光機も設置されています。
おとといの金曜日、20‰の上り勾配にさしかかった時に、
突如前方の閉塞信号機がR落ち(赤になった)
勾配を上りきり、その先下り勾配になったところに踏切があるので
その時点では踏切の状態は分かりませんが
まず間違いなく障検動作でしょう。
ノッチが切れてすぐさま非常制動が入る。
すぐにG現示(青信号)に復帰。
ブレーキが緩解します。
この日は雨模様だったために、自動的に入った非常制動のために
車輪がロックしてスリップ状態に
※スキッドと言います。
車輪の回転が止まって滑っている状態
この時速度計は0Km/hを指しています。
ブレーキが緩解し車輪が回り始めるとドドドド・・・と、
とんでもないフラット音が響きます。
※フラットとは、スキッドした時に車輪にできる傷です。
回転が止まって滑るので、本来円い形の車輪が
一部分だけ平らになります。
ついでに雨降りの上り勾配ですから、ノッチを入れても空転して
ノッチが飛んで速度が上がらない。
“せっかく上り勾配に差し掛かる前に速度を上げてきたのに…”
かなりちんたらと上り勾配を上り詰めて、下り勾配に入り
次の踏切を見ると、遮断棹の先っぽだけ折れていました。
次の停車駅で踏切の状態などを無線で報告し、列車を出発させると
結局1分半の遅れが出ていました。
この1件でなんだかドッと疲れが出たような・・・
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