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乗務日誌:踏切障害物検知装置

踏切障害物検知装置、うちの会社では略して“障検(しょうけん)”と呼んでます。

踏切内に立ち往生した自動車を検知し、列車に知らせることで衝突を回避させるための装置です。

※もちろんセンサーが感知すれば人間でも検知しますが
 元々は自動車対策の装置です。

障検が動作すると、一般的には特殊信号発光機を発光させて運転士に知らせ、

それを確認した運転士がブレーキをかけます。

※特殊信号発光機のうち、5個の赤ランプが2個ずつ順番に点灯し
 くるくる回るものを「クルクルパー」と呼んでます。

うちの会社では大半の踏切が信号・ATSと連動しており

障検が動作すると、直近外方の信号機をR(赤)にしてATSも作動、

自動的に非常制動(一部車種は全制動)が入ります。

※特殊信号発光機も設置されています。

おとといの金曜日、20‰の上り勾配にさしかかった時に、

突如前方の閉塞信号機がR落ち(赤になった)

勾配を上りきり、その先下り勾配になったところに踏切があるので

その時点では踏切の状態は分かりませんが

まず間違いなく障検動作でしょう。

ノッチが切れてすぐさま非常制動が入る。

すぐにG現示(青信号)に復帰。

ブレーキが緩解します。

この日は雨模様だったために、自動的に入った非常制動のために

車輪がロックしてスリップ状態に

※スキッドと言います。
 車輪の回転が止まって滑っている状態
 この時速度計は0Km/hを指しています。

ブレーキが緩解し車輪が回り始めるとドドドド・・・と、

とんでもないフラット音が響きます。

※フラットとは、スキッドした時に車輪にできる傷です。
 回転が止まって滑るので、本来円い形の車輪が
 一部分だけ平らになります。
 
ついでに雨降りの上り勾配ですから、ノッチを入れても空転して

ノッチが飛んで速度が上がらない。

“せっかく上り勾配に差し掛かる前に速度を上げてきたのに…”

かなりちんたらと上り勾配を上り詰めて、下り勾配に入り

次の踏切を見ると、遮断棹の先っぽだけ折れていました。

次の停車駅で踏切の状態などを無線で報告し、列車を出発させると

結局1分半の遅れが出ていました。

この1件でなんだかドッと疲れが出たような・・・

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