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乗務日誌:取り残される

今日の朝ラッシュはかなり空いていました。

夏休みに入った会社も多いのでしょうね。

鉄道会社の現業で働いていると、夏休みは自分の有給休暇を取得して休まなければいけません。

なのでおいそれとは休めないのですよ…

そんな空いている列車を担当していて、駅のすぐ先にある小さな踏切での事です。

ラフな格好をして自転車に乗ったおじさんが、警報機がすでに鳴っている踏切に入ってきました。

“もうすぐ遮断棹が降りるんだけど・・・”

と思いながらそのおじさんを見ていたのですが、その“おじさん”なぜかこちらを笑顔で見ています。

そのおじさんが前方を見たときには、すでに遮断棹は降りていました。

その踏切は自動車が通れない小さな踏切で、障害物検知装置は設置されていません。

※障害物検地装置は、自動車が踏切内に立ち往生した事を感知する装置なので、自動車が通れない小さな踏切には設置されません。

小さな踏切の遮断棹って短いから押して出るには硬いのです。

おじさん頑張って遮断棹を押すんだけど、まったく出られる様子はありません。

周りの通行人が自転車を持ち上げて外に放り出して、おじさんは自分で踏切から這い出してきました。

私もそれを見て一安心。

無事に通過することができましたが、そのおじさん自転車を放り出した人にモンクを言っているようだったし、通過する時には私にも何やら怒鳴ってきてました。

だいたいは、踏切の警報音が鳴り出してから進入する“あなた”が悪いんですよ。

と、呆れながらそのおじさんを見てそう思った私でした。

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