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乗務日誌: 止めろと騒がれても

終点に着いてお客さんが降り、車掌がドアを閉める。

引き上げ線への入換信号機が現示され、25km/hまで2ノッチで引っ張る。

ここまでは平穏無事でした。

引き上げ線へのポイントを先頭車両が渡りきった頃に、車内を走ってくる音がしたなと思ったら

「おい、止めろ!!止めろや!!分からんのか!?」

と叫びながら仕切ドアをガンガンと叩かれた。

止めろと言われても先頭車は引き上げ線に入っているし、後部はホームを離れたところ。

こんなところで止めたら本線を支障して大変なことになる。

※もちろん人命に関わるとなれば関係なく止めるけど。

当然無視してそのまま転がし、引き上げ線の停目へ止める。

※その間も叩きながら叫んでいた。

ちょっと頭に来ていたのもあって

「何をガンガン叩いとるねん。ガタガタ騒がれてもどうもできるか!!」

普通の声だったけど、まさか言い返されると思わなかったのでしょうね、急におとなしくなりましたから。

相手は大学生くらいかな、何処にでもいる最近の大学生って感じ。

ホームの案内表示を見ずにドアが閉まりかけていたから飛び乗り、誰もいなくて回送だと気付いたそうな。

「何分くらいでホームに出ますか?」

「15分くらいしたら出ますけど。」

「え゛っ!そんなに…だから止めてと…」

「勝手に乗ってきて、都合よく止めろってか!」

“自分の不注意なんだから仕方ないだろ、黙っとけ!!”

この言葉は我慢したけどねぇ…

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