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乗務日誌: 変わったお客さん

長い間車掌や運転士をしていると、変わったお客さんを乗せる事もあります。

普通列車を担当し走行中に、インターホンの呼び出しを受けた。

「お客さんから、さっきの駅で犬が乗ってきたって…」

若い車掌さんだったのですが、インターホン越しの声は

やや震えているように感じました。

飼い犬ならそこそこ人に慣れていると思いますが、

これが野良犬だとやっぱり怖いですからねぇ。

車掌さんはただ犬が乗ってきたって事だけで慌ててたみたいだけど。

車掌に

「何両目に乗ってるかを確認して、無線で助けを呼びなよ。」

3駅停車したけど犬は降りなかったみたいで、

4駅目で駅係員が数名で降ろしにやってきていました。

私は過去には犬のほかに鳩やスズメ、あと難儀なものでは

スズメバチなどに乗車いただいております。

駅員が連れて行った犬は、何だか人に慣れているようだったので

おそらくは飼い犬だったのでしょうね。

車掌にインターホンで

「あの犬はどこからどこまでの切符を持ってたの?」

って尋ねてみましたが、車掌はしどろもどろで受け答えできません。

こういう時でもジョークで返せるくらいじゃなきゃダメですよ。

ジョークが出るって事は、それだけ落ち着いているって事なんだから。

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