鉄道系ごちゃ混ぜブログ
運転士になるには-11
- 2009-02-08 (日)
- 乗務日誌 タグ
今回はそのものズバリ「電車の止め方」について書いてみます。
乗務日誌にも何度か書きましたが、電車の場合の制動距離の求め方は
速度×速度÷20=制動距離
この計算式で、おおまかな制動距離を計算する事ができます。
※物理での計算式で、減速度を2.8km/h/s程度とした場合です。
この計算式で出される制動距離には空走距離も含まれているし
回生失効など不測の事態も考慮して減速度を2.8km/h/s程度としています。
空走距離とは、ブレーキ操作をして実際に効き始めるまでの距離で
電磁直通ブレーキ車の常用制動の場合おおよそ3秒程度
電気指令式ブレーキ車で1秒程度の時間がかかります。
100km/hで3秒間だと約83m進んでブレーキが利き始めることになります。
こうして求められた制動距離に、勾配・曲線・天候・混み具合などを考慮して、
実際にブレーキを掛ける位置を決定します。
この計算式だけで電車が止められるかと言うと、残念ながらそうは行きません。
停止目標へ正しく、ショック無く止めるにはもう一つ重要なものがあります。
それはカンです。
“は?何を言ってるの??”って思った人もいるでしょうけど、実際にカンは重要になってきます。
鉄道車両は力行して加速し、惰性で走って(惰行運転)、ブレーキを掛けて止まります。
ブレーキを掛ける時は上に書いたような事を考慮して、ブレーキを掛ける位置を決めますが、
この“考慮”っていうのがそもそも“カン”ですから。
また、停止目標へ正しく止めるために、ブレーキを緩めたり(いわゆる階段弛め)追加するのですが
この緩めたり追加するポイントなんて、運転士一人ひとりの“カン”に頼るところが大きいのですよ。
この緩めたり追加するポイントは、だいたい似通ってきますけどね。
結局運転士の見習の間に、この“カン”をどれだけ習得できるかが大きなポイントになるのです。
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